女性の民族衣装・キラ
2010年 03月 17日
ブータンでは文化保護のために民族衣装の着用を義務化しています。男性の民族衣装は”ゴ”と呼ばれ、女性の民族衣装は”キラ”と呼ばれています。
最近は規制が厳しくないため、仕事や学校に行く時には着るという人が増えていますが、40代以上の女性は家庭でも殆どの人が着ています。少し若い人は簡略版の”ハーフ・キラ”を着ている人が多いです。
”キラ”の着方。
①”ウォンジュ”と呼ばれる、前にボタンがなく袖の長いブラウスを着ます。
②”キラ”と呼ばれるシングルベッドカバーぐらいのサイズの一枚の布(ハーフ・キラの場合はその長さの2/3)をぐるっと巻きつけ、前でひだを作って着ます。(巻き方の詳細は省略)
”キラ”は肩、”ハーフ・キラ”は腰の高さで巻きます。
③”テゴ”と呼ばれる、前にボタンがなく袖の長い上着を着ます。
④”ウォンジュ”と”テゴ”の長い袖を一緒に2回か3回折り返します。
⑤”テゴ”から”ウォンジュ”の襟をきれいに出し、襟を整え、”テゴ”の前をブローチで留めます。
日本の着物と比べて、とても簡単に着れ、前でひだをとっているので動きやすいので、ブータンに行った際は是非着てみてください。着付てもらったり、着崩れたのを直してもらったりとブータン人との交流も楽しいですよ。プレイヤーフラッグスツアーズでは民族衣装もお貸しします。