ブータンのお守り・スンケ
2010年 07月 29日
多くのブータン人は首にいつも”スンケ”というお守りをかけています。
”スンケ”にはブッダなどが描かれたメダルのようなものがぶら下がっているもの、ロケット式になっているものなどいろいろとあります。大体の人が自分にとって大事な”スンケ”を一つぐらいは持っていて、通常はしていなくてもどこか遠くに行く時などはそれを首にかけています。
”スンケ”には簡単な紐だけのものもあります。紐だけのものは真ん中に結び目があり、そこにお坊様のお祈りが込められています。
肌の弱い赤ちゃんに大丈夫かな?と思ってしまうこともあるのですが、赤ちゃんや小さい子供は弱いので、たくさんの”スンケ”がかけられています。
偉いお坊様の法要があった時などは、みんな知り合いの分も頂いて帰り、みんなに配ります。特別に自分がお守りとしている”スンケ”でなければ、3日程首にかけてお祈りすれば、その後は汚れのない場所に保管するか、火で燃やしてしまいます。
ブータンの寺院は日本の寺院と違いお守りを売っている売店は通常ありませんが、パロ・ゾンには”スンケ”のコーナーがあります。大事な人へのおみやげにも如何ですか?小坊主さんが座っていますので、少しお布施をしてください。