ブータン国王が日本の国会で演説
2011年 11月 18日
訪日中の5代目ブータン国王と王妃。先日は日本の国会で演説されました。私はインターネットで演説の内容を読んだだけですが、ブータンは良きリーダーを持つ国だと感じました。
ブータンでは4代目国王が提唱した国民総幸福量(GNH)を常に考えながら国の方針を決めています。と言っても、ブータンだっておとぎの国ではありません。ここ近年、経済成長、近代化を迎えているブータンにはいろいろな問題が生じているのも現実です。でも国王の演説を読み、ブータンは本質の部分で大丈夫と感じました。
演説の中で国王は”日本人特有の特性についてと、その価値観や資質は、昨日生まれたものではなく、何世紀もの歴史から生まれてきたものなのです。それは数年数十年で失われることはありません”と述べていました。この言葉には日本に送るメッセージだけではなく、ブータンに対する思いも込められているように思います。